2011年11月8日火曜日

試験農園の見学(すだち)

「すだちの木」発見!! 現在この農園には1本だけ。
「すだちサークル」のジョンさんと一緒に、大学関連の試験農園に行ってきました。園内のほとんどの植物は柑橘系植物。レモンやライムもありましたが、多くは珍しい種類のもの。でもライセンスのない一般の人が手に入れることはできません。せっかく「すだち」を見つけたのに・・・・残念!! 詳しい説明を受けながら園内をいろいろと案内していただきました。
二重構造の入り口

グリーンハウスのドアは2重。新しい設備も導入中。これは、外部からの病気や害虫侵入を防ぐためです。病院に例えると「無菌室」に近いもの。ここで苗木(接木したもの)を2年間、時にはもっと長く、大切に大切に育てます。なぜこんなことをするかというと、珍しくて手に入りにくい植物などを違法に持ち込む人は後を絶たず(大部分は空港などで発見されるのですが)、同時に病気や害虫も持ち込んでしまうケースが。。。外部からの病気や害虫が入って広がってしまうとこのアメリカ、特にカリフォルニアなんかの農業の盛んな地域は大変なことになります。そこで、そういう珍しい種類の植物をここで増やして市場に出し、不法な持ち込みを防ごうという考え


ところが、これには恐ろしいほどの時間が掛かります。一本のすだちの木が一般の人の手に渡るには・・・・・接木の土台になるRootstockの栽培だけでも2年以上かかり、接木してから1~2年。大学にあるMother Tree(親木)からは毎年限られた数のBudwood(接木用の枝)しか獲れません。こんな話を聞いて、余計に「すだち苑」実現の意欲を掻き立てられました。今のところ「交渉成立!!」とだけご報告しときます~。でも道のりは遠いです。。。 


この農園の他の課題は、「より美味しいものを作り出す」いうことです。RootstockとBudwoodの組み合わせや土の種類、肥料や水やりの割合、温度や湿度など、それぞれの植物にとっての最善の環境を研究中です。


徳島のパンフレットを持参して「すだち=徳島」をアピールしてきました!!

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